FX通貨強弱のシンプルで最強の分析方法を3STEPで解説|トレードまでの流れ・おすすめインジケーター・ツールも解説

FX通貨強弱のシンプルで最強の分析方法を3STEPで解説|トレードまでの流れ・おすすめインジケーター・ツールも解説
この記事で身につくFXスキル

複数の通貨ペアから相場全体の強弱を読み取る力
相関・逆相関が揃った通貨シリーズを見つける分析力

FXの通貨強弱というと、すべての通貨を比較して、最強通貨と最弱通貨を探す難しい分析をイメージしがちです。しかし、実際はそこまで複雑に考える必要はありません。

ドル円・ユーロ円・ユーロドルの3通貨ペアを確認し、揃って動いている通貨シリーズを見つければ、相場の方向性をシンプルに判断できます。

この記事では、通貨強弱の基本から、狙う方向と通貨ペアを決める3STEP、注意点、おすすめのインジケーター・ツールまで分かりやすく解説します。

目次

FXの通貨強弱とは?

そもそもFXの通貨強弱とは何かについて解説していきます。

通貨強弱とは通貨ごとの強さ・弱さを比較する分析方法
FXは「強い通貨を買い、弱い通貨を売る」取引
通貨ペアにおける相関・逆相関とは?
FXで通貨強弱を分析するメリット

通貨強弱とは通貨ごとの強さ・弱さを比較する分析方法

通貨強弱とは、ドル・円・ユーロ・ポンドなど、それぞれの通貨が相対的に強いのか弱いのかを比較する分析方法です。

FXでは通貨単体を売買するのではなく、必ず2つの通貨を組み合わせた通貨ペアで取引します。

そのため、ドル円だけを見るのではなく、ユーロ円やユーロドルなども確認することで、ドル・円・ユーロのどれが買われているのかを判断しやすくなります。

FXは「強い通貨を買い、弱い通貨を売る」取引

FXの基本は、強い通貨を買い、弱い通貨を売ることです。

例えば、ドルが買われて円が売られている場合、ドル円は上昇しやすくなります。反対に、ドルが売られて円が買われている場合は、ドル円が下落しやすくなります。

強い通貨と弱い通貨の差が大きいほど、一方向への値動きが生まれやすいため、方向性が明確な通貨ペアを選ぶことが重要です。

通貨ペアにおける相関・逆相関とは?

相関とは、複数の通貨ペアが同じ方向へ動く関係です。逆相関とは、一方が上昇すると、もう一方が下落しやすい関係を指します。

例えば、ドル円とユーロ円が同時に上昇している場合は、円が共通して売られている可能性があります。

また、ドル円が上昇し、ユーロドルが下落している場合は、ドルが買われている可能性が高いと判断できます。

値動き判断できる通貨強弱
ドル円・ユーロ円が上昇円が弱い可能性
ドル円が上昇・ユーロドルが下落ドルが強い可能性
ユーロ円・ユーロドルが上昇ユーロが強い可能性

FXで通貨強弱を分析するメリット

通貨強弱を分析する最大のメリットは、狙うべき通貨ペアを絞りやすくなることです。

チャートの形が似ていても、通貨の強弱が明確な通貨ペアのほうが、トレンドが継続しやすい傾向があります。

また、複数の通貨ペアを比較することで、一つのチャートだけでは気づけない相場全体の流れも把握できます。

無理にすべてを取引せず、方向性が揃った場面だけを選びやすくなる点も大きなメリットです。

FX通貨強弱のシンプルで最強の分析方法を3STEPで解説

通貨強弱は、複雑に考える必要はありません。ここでは、主要3通貨ペアだけを使ったシンプルで最強の分析方法と、狙う方向からエントリーまでの流れを3STEPで解説します。

STEP1|ドル円・ユーロ円・ユーロドルで通貨強弱を判断する
STEP2|揃って動いている相関・逆相関を見つける
STEP3|テクニカル分析で入りやすい通貨ペアを選びエントリー
通貨強弱からトレードするまでの具体例

STEP1|ドル円・ユーロ円・ユーロドルで通貨強弱を判断する

まずは、ドル円・ユーロ円・ユーロドルの3通貨ペアを確認します。

この3つを見れば、ドル・円・ユーロのどの通貨が買われ、どの通貨が売られているのかを比較できます。

また、いずれも世界中で取引されている主要通貨ペアで、市場参加者が多く、値動きや方向性が比較的確認しやすいのが特徴です。

最初からすべての通貨ペアを見るのではなく、まずはこの3つで相場全体の軸をつかみましょう。

確認する通貨ペア比較できる通貨
ドル円ドルと円
ユーロ円ユーロと円
ユーロドルユーロとドル

ドル円・ユーロ円・ユーロドルを見れば、ドル・円・ユーロだけでなく、ほかの通貨ペアのおおよその方向性も判断できます。
例えば、ドル円が下落し、ユーロドルが上昇していればドル売りが強く、ポンドドルや豪ドル米ドルも同じような形になっている事が多いので、ドル・ユーロ・円の3つだけで十分です。

STEP2|揃って動いている相関・逆相関シリーズを見つける

次に、3通貨ペアの値動きを比較し、相関・逆相関シリーズが揃っている場面を見つけます。

例えば、ドル円とユーロ円が同時に上昇していれば、共通する円が売られている可能性があります。

ドル円が上昇し、ユーロドルが下落していれば、ドル買いが強いと判断できます。

円買い・円売り、ドル買い・ドル売り、ユーロ買い・ユーロ売りのどれが起きているのかを整理し、方向性が明確な場面だけを狙うことが重要です。

値動きの組み合わせ判断できる通貨強弱
ドル円・ユーロ円が上昇円売り
ドル円・ユーロ円が下落円買い
ドル円が上昇・ユーロドルが下落ドル買い
ドル円が下落・ユーロドルが上昇ドル売り
ユーロ円・ユーロドルが上昇ユーロ買い
ユーロ円・ユーロドルが下落ユーロ売り

通貨強弱は、最強通貨と最弱通貨を常に細かく探す必要はありません。
円買い・円売り、ドル買い・ドル売り、ユーロ買い・ユーロ売りのうち、どの通貨シリーズが揃って動いているかを確認すれば十分です。
最強と最弱ではなく、方向性が揃っている通貨を見つける。
これがシンプルに判断するポイントです。

STEP3|テクニカル分析で綺麗なチャートで入りやすい通貨ペアを選びエントリー

通貨の強弱を判断した後に、ほかの通貨ペアも確認します。

例えば、円売りが強い場合は、ドル円・ユーロ円だけでなく、ポンド円や豪ドル円などのクロス円も比較します。

その中から、綺麗に押し目をつけている、ダウ理論の方向性が明確、水平線まで押している、トレンドラインが機能しているなど、自分のトレードルールに当てはまる通貨ペアを選びエントリーをします。

なぜ一番強い通貨と弱い通貨の組み合わせを選ぶのではなく、テクニカル分析で綺麗入りやすい通貨ペアなのか?

通貨強弱では、最も強い通貨と最も弱い通貨を組み合わせるのが合理的に見えます。例えば、ドルが最強、円が最弱なら、ドル円の買いが第一候補です。


しかし、強弱の差が最大になった時点では、ドル円がすでに大きく上昇し、クロス円の中でも最も伸びきっている場合があります。

そこで無理に買うと、高値掴みになる可能性があります。もちろん、押し目や反発など自分のルールに当てはまっているなら、ドル円を選んでも問題ありません。


ただし、通貨強弱の順位は常に入れ替わります。現在の最強通貨と最弱通貨が、そのまま動き続けるとは限りません。

そのため、強弱の順位だけで通貨ペアを決めるのではなく、方向性が揃っている通貨ペアの中から、チャートが綺麗で入りやすく、自分のトレードルールに当てはまるものを選ぶことが重要です。

押し目や戻り目、水平線など、多くのトレーダーが意識しやすい形が揃っていれば、そのチャートを見た多くのトレーダーも、あなたと同じ方向へエントリーする可能性が高まります。

通貨強弱で狙う方向を絞り、テクニカル分析で実際にエントリーする通貨ペアを選びましょう。

通貨強弱からトレードするまでの具体例

例えば、ドル円とユーロ円が上昇し、円が複数の通貨に対して売られている場合は、円売りを軸に考えます。

その後、ドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円を比較し、テクニカル的に最も入りやすい通貨ペアを探します。

ポンド円が上昇トレンド中で、水平線まで押して反発し、下位足でも上昇へ転換した場合は、買いを検討できます。

通貨強弱でざっくりと方向を決め、テクニカル分析で場所とタイミングを絞るのが基本の流れです。

具体的な流れ

円売りを確認
↓
クロス円シリーズを比較
↓
ルール内、入りやすそうな通貨ペアを探す
↓
ルールに当てはまればエントリー

FX通貨強弱の便利なおすすめインジケーター・ツール

通貨強弱をより手軽に確認したい場合は、専用のチャートやインジケーターを補助的に活用すると便利です。

Currency Strength Chart
CCFp|TradingViewで使える通貨強弱インジケーター
通貨強弱チャートbyFxlabo|スマホで確認できるアプリ

Currency Strength Chart

Currency Strength Chartは、主要通貨の強弱を1つのグラフで比較できる無料ツールです。

USD・EUR・JPY・GBP・NZD・CAD・CHFの動きが色分けされているため、どの通貨が買われ、どの通貨が売られているのかを視覚的に確認できます。

短時間で相場全体を把握したいときに便利ですが、順位だけで飛び乗らず、テクニカル分析と組み合わせて使いましょう。

CCFp|TradingViewで使える通貨強弱インジケーター

CCFpは、TradingViewのチャート上に各通貨の強弱を表示できるインジケーターです。

普段使っているチャートと同じ画面で確認できるため、通貨強弱とテクニカル分析を同時に行えます。

各ラインの位置や傾きを比較し、現在強い通貨・弱い通貨を判断します。TradingViewを中心に分析している方に使いやすいツールです。

通貨強弱チャートbyFxlabo|スマホで確認できるアプリ

通貨強弱チャートbyFxlaboは、スマートフォンやタブレット(apple・GooglePlay)から主要通貨の強弱を確認できるアプリです。

外出先でも手軽に見られるため、相場全体の方向性を素早く確認したいときに役立ちます。

操作がシンプルで、通貨強弱ツールを初めて使う方にも向いています。アプリの数値は補助として使い、最終判断はチャートで行いましょう。

FXの通貨強弱を分析する際の注意点

通貨強弱は便利な分析方法ですが、使い方を間違えると高値掴みや無駄なトレードにつながります。以下の4点には注意しましょう。

通貨強弱ツールの順位だけを見て飛び乗らない
すべての通貨を比較しようとしない
通貨の強弱がバラバラなときはトレードしない
テクニカル分析やトレードルールを無視しない

通貨強弱ツールの順位だけを見て飛び乗らない

通貨強弱ツールで最強通貨と最弱通貨が表示されても、その組み合わせへすぐに飛び乗るのは危険です。順位がはっきりした時点では、すでに価格が大きく動き、伸びきっている場合があります。

例えば、ドルが最強、円が最弱でも、ドル円が高値圏にあれば高値掴みになる可能性があります。通貨強弱は狙う方向を絞るために使い、マイルールや押し目・戻り目や水平線などを確認してから判断しましょう。

すべての通貨を比較しようとしない

ドル・円・ユーロ・ポンド・豪ドルなど、すべての通貨を細かく比較しようとすると、かえって判断が複雑になります。確認する情報が増えるほど、どの通貨ペアを狙えばよいのか分からなくなりがちです。

まずはドル円・ユーロ円・ユーロドルを確認し、円買い・円売り、ドル買い・ドル売り、ユーロ買い・ユーロ売りのどれが起きているかを把握すれば十分です。

通貨の強弱がバラバラなときはトレードしない

ドル円は上昇、ユーロ円は下落、ユーロドルは横ばいなど、通貨ペアの方向性が揃っていない場合は、通貨強弱が不明確な状態です。

このような相場では、一方向へ値動きが続きにくく、エントリー後に反転する可能性も高まります。無理に強弱を決めつけず、相関・逆相関が揃うまで待つことが大切です。分からない相場では、何もしないことも立派な判断です。

テクニカル分析やトレードルールを無視しない

通貨強弱が明確でも、それだけでエントリーするのはおすすめできません。通貨強弱は相場の方向性を判断する材料であり、具体的なエントリー位置を決めるものではないからです。

ダウ理論の方向性、水平線、トレンドライン、押し目・戻り目などを確認し、自分のトレードルールに当てはまる場合だけエントリーしましょう。通貨強弱で方向を絞り、テクニカル分析で場所とタイミングを決めるのが基本です。

FX通貨強弱の分析方法に関するよくある質問

通貨強弱はどの時間足で確認すればよいですか?

自分がトレードする時間軸に合わせて確認します。スイングトレードなら日足・4時間足、デイトレードなら1時間足・15分足、スキャルピングなら5分足・1分足が目安です。

通貨強弱だけでエントリーできますか?

通貨強弱だけでのエントリーはおすすめできません。通貨強弱は狙う方向や通貨ペアを絞るための分析です。実際のエントリーは、自分のトレードルールに当てはまる場面で行いましょう。

通貨強弱ツールは当てになりますか?

通貨強弱ツールは相場全体を把握する補助としては便利ですが、表示された順位が今後も続くとは限りません。すでに価格が伸びきっている場合もあるため、ツールだけを信じるのではなく、実際のチャートとテクニカル分析を優先しましょう。

最強通貨と最弱通貨を組み合わせれば勝てますか?

必ず勝てるわけではありません。最強通貨と最弱通貨の差が大きい時点では、すでに価格が大きく動いていることがあります。高値掴みや安値売りを避けるためにも、方向性が揃った通貨ペアの中から、チャートが綺麗で入りやすいものを選びましょう。

ドル円・ユーロ円・ユーロドルだけで十分ですか?

通貨強弱の大きな流れを判断するだけなら、まずはこの3通貨ペアで十分です。ドル・円・ユーロの買いと売りを比較できるため、相場の軸をつかみやすくなります。その後、狙う方向が決まったら、ほかの通貨ペアも確認しましょう。

ポンド円・ポンドドルも確認したほうがよいですか?

最初から確認する必要はありません。まずはドル円・ユーロ円・ユーロドルで通貨強弱を判断し、円売りやドル売りなどの方向性が決まった後に確認します。ポンド円やポンドドルが自分のルールに当てはまる場合は、エントリー候補に加えましょう。

まとめ|FXは相関・逆相関が揃ったときこそ狙い目

FXは、相関・逆相関が揃ったときこそ狙い目です。ダウ理論で「平均は相互に確認される」と言われているように、複数の通貨ペアが同じ方向性を示すことで、強いトレンドが生まれやすくなります。

通貨強弱は、すべての通貨を細かく比較する必要はありません。シンプルに考える事が重要で、円買い・円売り、ドル買い・ドル売り、ユーロ買い・ユーロ売りのうち、どの通貨シリーズが揃って動いているかを確認すれば十分です。

方向性が揃ったら、関連する通貨ペアの中から、チャートが綺麗で自分のルールに当てはまるものを選びましょう。通貨強弱で狙う方向を絞り、テクニカル分析で通貨ペアとエントリータイミングを決めることが重要です。


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