FXの取引時間と夏時間・冬時間の違い|海外市場の日本時間・MT5表記まで解説

FXの取引時間と夏時間・冬時間の違い|海外市場の日本時間・MT5表記まで解説
この記事で身につくFXスキル
  • FXが何時から何時まで取引できるか判断する力
  • 夏時間・冬時間による取引時間の違いを理解する力
  • 東京・ロンドン・NY市場を日本時間で把握する力
  • MT5表記を日本時間へ正しく換算する力

FXは平日ほぼ24時間取引できますが、夏時間・冬時間によって海外市場の時間が変わり、MT5の表示時間も日本時間とは異なる場合があります。

さらに、FX・GOLD・株価指数・コモディティ・仮想通貨では取引できる時間や休場日も同じではありません。

この記事では、FXの開始・終了時間、東京・ロンドン・NY市場の日本時間、夏時間・冬時間の違い、MT5表記の見方まで初心者向けに分かりやすく解説します。

目次

FXの取引時間は何時から何時まで?

FXは平日ほぼ24時間取引できる

FXは、基本的に月曜日の早朝から土曜日の早朝まで、平日ほぼ24時間取引できます。

東京市場が終了した後もロンドン市場、その後はニューヨーク市場と、世界各地で為替取引が続くためです。

株式のように昼間だけではなく、平日なら早朝・昼・夜を問わず取引できるのがFXの特徴です。

FXは月曜日の何時から始まる?

日本時間では、月曜日の早朝からFX取引が始まります。

一般的な目安は、夏時間なら月曜日6時頃、冬時間なら7時頃です。

ただし、実際の開始時刻はFX会社によって数分程度異なることがあります。

例えばOANDA証券では、夏時間は月曜日6時5分、冬時間は7時5分から取引できます。

FXは金曜日の何時に終わる?

FXは日本時間の金曜日24時で終了するわけではありません。

ニューヨーク市場ではその後も取引が続いているため、実際には土曜日の早朝まで取引できます。

夏時間なら土曜日6時頃、冬時間なら7時頃までが一つの目安です。

期間取引開始の目安取引終了の目安
夏時間月曜日6時頃土曜日6時頃
冬時間月曜日7時頃土曜日7時頃

※FX会社によって数分程度異なる場合があります。

土日はFXを取引できない

通常のFXでは、土曜日の早朝から月曜日の早朝まで取引できません。

世界の主要な外国為替市場が休場になるためです。

土日に大きなニュースや事件が起こった場合、月曜日の開始価格が金曜日の終値から大きく離れることがあります。

このような価格差を**「窓開け」**と呼びます。

FX会社によって取引時間は少し異なる

FX市場そのものが開いていても、実際に注文できる時間はFX会社によって少し異なります。

取引開始・終了時刻だけでなく、日次メンテナンスの有無も会社によって違います。

そのため、実際に取引するときは利用しているFX会社の取引時間を確認しましょう。


FXが平日24時間取引できる理由

世界各地の外国為替市場が順番に開く

FXが平日ほぼ24時間取引できるのは、世界各地の市場が時差によって順番に開くためです。

オセアニアから始まり、東京、ロンドン、ニューヨークへと取引の中心が移っていきます。

ある地域の取引が終わっても別の地域では取引が続いているため、平日は為替市場が途切れず動きます。

東京・ロンドン・NY市場は1つの取引所ではない

「東京市場」「ロンドン市場」「ニューヨーク市場」と呼ばれますが、FXには株式のような一つの取引所があるわけではありません。

銀行や金融機関などの市場参加者が活発に取引する時間帯を、それぞれの地域名で呼んでいます。

そのため、市場時間は厳密な開場・閉場時刻ではなくおおよその活発な時間帯として考えます。


FXの夏時間・冬時間とは?

夏時間(サマータイム)とは?

夏時間とは、日照時間の長い季節に時計を通常より1時間進める制度です。

アメリカやイギリスなどで採用されており、海外市場と連動するFXにも影響します。

夏時間になると、ニューヨークやロンドン市場の時間が日本時間では1時間早くなります。

冬時間(標準時間)とは?

冬時間とは、サマータイムが終了して通常の時刻へ戻った期間です。

FXでは一般的に「冬時間」と呼ばれていますが、標準時間と考えると分かりやすいでしょう。

夏時間と比べて海外市場の時間が日本時間で1時間遅くなります。

日本にはサマータイムがない

日本では現在サマータイムが採用されていないため、日本の時計そのものは年間を通して変わりません。

しかしアメリカやイギリス側の時刻が変わることで、日本との時差が変化します。

つまり、日本時間は変わらなくても海外市場の開始時間が1時間ずれるということです。

アメリカの夏時間はいつからいつまで?

アメリカの夏時間は原則として、3月第2日曜日から11月第1日曜日までです。

この期間はニューヨーク市場や米国経済指標の発表時間が、日本時間で冬時間より1時間早くなります。

特に3月と11月は、時間の切り替えを忘れないよう注意しましょう。

イギリスとアメリカでは夏時間の切り替え日が違う

アメリカとイギリスでは、サマータイムの開始・終了日が完全には一致しません。

そのため春と秋には、一時的にロンドンとニューヨークの時差関係が通常と異なる期間があります。

東京・ロンドン・NY時間を正確に見る場合は、それぞれの夏時間を確認することが必要です。


東京・ロンドン・ニューヨーク市場は日本時間で何時?

各海外市場の取引時間を一覧で確認

FXで最も分かりやすく覚えておきたいのが、東京・ロンドン・ニューヨーク市場が日本時間で何時から何時までなのかです。

オセアニア市場から始まり、東京、ロンドン、ニューヨークへと取引の中心が移っていきます。

冬時間と夏時間では、東京以外の主要海外市場が基本的に1時間ずれると覚えておきましょう。

市場名日本時間(標準時間・冬)日本時間(夏時間・サマータイム)
ウェリントン・シドニー5:00頃〜14:00頃4:00頃〜13:00頃
東京8:00頃〜17:00頃8:00頃〜17:00頃
ロンドン16:00頃〜翌2:00頃15:00頃〜翌1:00頃
ニューヨーク22:00頃〜翌6:00頃21:00頃〜翌5:00頃

※市場には株式取引所のような厳密な開場・閉場時刻があるわけではないため、目安として考えてください。

ウェリントン・シドニー市場

FXの1日は、ウェリントンやシドニーなどのオセアニア市場から始まります。

日本時間では早朝にあたり、その後東京市場へ取引の中心が移ります。

週末に大きなニュースが出た場合は、週明けのオセアニア時間から窓開けが発生することもあります。

東京市場

東京市場は、日本時間8時頃から17時頃までが目安です。

日本にはサマータイムがないため、夏時間・冬時間で東京市場自体の時間は変わりません。

9時55分には金融機関が仲値を決定するため、この時間を意識するトレーダーも多くいます。

ロンドン市場

ロンドン市場は冬時間16時頃〜翌2時頃、夏時間15時頃〜翌1時頃が目安です。

イギリスがサマータイムへ移行すると、日本時間では1時間早くなります。

ロンドン市場の値動きの特徴や具体的なトレード戦略については、別記事で詳しく解説します。

ニューヨーク市場

ニューヨーク市場は冬時間22時頃〜翌6時頃、夏時間21時頃〜翌5時頃が目安です。

米国のサマータイムによって、日本時間では1時間変化します。

米国経済指標の発表時間も同じように変わるため、NY時間を中心にトレードする人は夏時間・冬時間を必ず確認しましょう。


FX・仮想通貨FX・貴金属・株価指数・コモディティの取引時間を比較

FX(為替)の取引時間

ドル円やユーロドルなどのFXは、月曜日の早朝から土曜日の早朝まで平日ほぼ24時間取引できます。

ただし日次メンテナンスなどによって短時間取引できない場合があります。

土日は原則として取引できません。

仮想通貨FX・暗号資産CFDの取引時間

仮想通貨FXや暗号資産CFDでは、サービスによって土日を含め24時間365日取引できる事がほとんどです。

これは通常のFXとの大きな違いです。

ただしメンテナンス時間などが設けられている場合があるため、利用サービスごとに確認しましょう。

GOLD・銀など貴金属CFDの取引時間

GOLDや銀は、平日ほぼ24時間取引できるサービスがあります。

ただしFXとは異なり、1日の途中に取引できない時間が設定されていることがあります。

GOLDとドル円を同じMT5で取引していても、取引時間まで同じとは限りません。

株価指数CFDの取引時間

日経225、NYダウ、NASDAQ100、S&P500などの株価指数CFDも、銘柄によって取引時間が異なります。

平日ほぼ24時間取引できる銘柄もありますが、途中に取引休止時間がある場合があります。

また、現物株式市場の取引時間とCFDの取引時間は同じではありません。

原油・天然ガスなどコモディティCFDの取引時間

WTI原油・天然ガスなどの商品CFDも、銘柄ごとに取引時間が設定されています。

平日ほぼ24時間取引できるものもありますが、GOLDと同様に途中で取引休止時間があります。

海外市場の祝日によって短縮取引になる場合もあります。

FX・CFD・仮想通貨の取引時間比較

商品平日土日途中の休止夏時間の影響
FX(為替)ほぼ24時間原則不可FX会社によるあり
仮想通貨FX・CFD24時間対応あり取引可能メンテナンスありサービスによる
GOLD・貴金属CFDほぼ24時間の銘柄あり原則不可ありあり
株価指数CFD銘柄による原則不可ありあり
原油・コモディティCFD銘柄による原則不可ありあり

MT5に表示されている銘柄でも、それぞれ取引できる時間は異なるため注意しましょう。


FXは平日でも休みになることがある?

日本の祝日でもFXは基本的に取引できる

ゴールデンウィークやお盆など、日本だけが祝日の場合でもFXは基本的に取引できます。

海外の外国為替市場が通常通り動いているためです。

ただし日本の市場参加者が減ることで、東京時間の流動性が低下する場合があります。

元日はFX市場が休場する

1月1日の元日は世界的に市場参加者が少なく、多くのFX会社で取引できません。

そのため「平日なら必ず取引できる」というわけではありません。

年末年始は通常とは異なる取引スケジュールになることがあるため注意しましょう。

クリスマスは休場・短縮取引になることがある

12月25日のクリスマスは、欧米市場の多くが休場となります。

FX会社によっては取引時間を短縮したり、取引停止となったりする場合があります。

毎年のスケジュールをFX会社のお知らせで確認しましょう。

海外の祝日はCFDが休場・短縮取引になることがある

FXが通常通り動いていても、GOLD・原油・NASDAQなどのCFDが休場になるケースがあります。

特に米国・英国などの祝日は、株価指数や商品CFDの取引時間へ影響します。

FXとCFDの休場日は必ずしも同じではありません。


MT5の表示時間と日本時間が違う理由

MT5は日本時間で表示されないことがある

MT5を初めて使うと、「チャートの時間が日本時間と合わない」と感じることがあります。

これはMT5がパソコンやスマートフォンの時刻ではなく、FX会社の取引サーバー時間を表示しているためです。

日本でMT5を使っていても、チャートが自動的に日本時間になるわけではありません。

MT5の表示時間はFX会社のサーバー時間で決まる

MT5には世界共通のサーバー時間が決められているわけではありません。

FX会社によって設定は異なります。

ただし、NYクローズを日足の区切りにする目的で、夏時間GMT+3・冬時間GMT+2を採用しているFX会社があります。

このタイプのMT5では、

  • 夏時間:MT5表示+6時間=日本時間
  • 冬時間:MT5表示+7時間=日本時間

と計算できます。

MT5の実際の表記と日本時間を比較

GMT+3/GMT+2方式のMT5を使っている場合、実際のチャート表記と日本時間は以下のようになります。

例えばMT5に「15:00」と表示されていても、日本時間では夏時間21:00、冬時間22:00です。

MT5の時刻をそのまま日本時間だと思わないようにしましょう。

MT5の表示時間日本時間(夏時間)日本時間(冬時間)
0:006:007:00
1:007:008:00
2:008:009:00
3:009:0010:00
6:0012:0013:00
9:0015:0016:00
10:0016:0017:00
12:0018:0019:00
15:0021:0022:00
16:0022:0023:00
18:00翌0:00翌1:00
23:00翌5:00翌6:00

※GMT+3/GMT+2を採用しているFX会社の場合です。
※FX会社によってMT5のサーバー時間は異なります。

東京・ロンドン・NY市場はMT5で何時に表示される?

GMT+3/GMT+2方式の場合、主要市場の開始時間をMT5で見るとさらに分かりやすくなります。

ロンドン・NYは夏時間と冬時間で日本時間が1時間変化しますが、MT5側もGMT+3/GMT+2へ切り替わるため、通常期では同じようなサーバー時間に表示されます。

市場日本時間(夏)MT5表記(夏)日本時間(冬)MT5表記(冬)
東京8:002:008:001:00
ロンドン15:009:0016:009:00
ニューヨーク21:0015:0022:0015:00
NYクローズ6:000:007:000:00

つまり、GMT+3/GMT+2方式では、MT5の15:00前後=NY市場開始の目安、MT5の0:00=NYクローズと覚えるとチャートがかなり見やすくなります。

ただし、アメリカとイギリスでは夏時間への切り替え日が異なるため、春・秋の一部期間ではロンドン時間の対応がずれることがあります。

MT5を日本時間表示に変更できる?

MT5のサーバー時間そのものを設定画面から自由に日本時間へ変更できない場合があります。

その場合は、日本時間をチャート上へ追加表示するインジケーターを使う方法があります。

サーバー時間はそのままに、日本時間を補助表示する方法が実用的です。


FXの取引時間で注意するポイント

週末をまたぐと窓開けが発生することがある

土日に重要なニュースが発生しても、通常のFXではすぐに売買できません。

その情報が月曜日の開始価格へ反映されることで、金曜日の終値と価格が離れる場合があります。

週末にポジションを持ち越す場合は、窓開けによる急変も想定しましょう。

取引開始直後・終了直前はスプレッドが広がりやすい

週明け直後や1日の切り替わり付近では、市場参加者が少なくなり流動性が低下する場合があります。

その結果、通常よりスプレッドが広がる可能性があります。

「取引できる時間」と「トレードしやすい時間」は別物です。

夏時間と冬時間の切り替えを忘れない

ロンドン市場やニューヨーク市場を中心にトレードする人は、夏時間・冬時間による1時間の違いが重要です。

毎日同じ日本時間にチャートを見ていても、市場の状況が変わります。

特に3月・10月・11月は最新時間を確認しましょう。

経済指標の発表時間も1時間変わる

米国雇用統計やCPIなどの経済指標も、米国の夏時間によって日本時間での発表時間が変化します。

冬時間に22時30分の指標が、夏時間では21時30分になるケースがあります。

市場時間だけでなく、経済指標の時間も夏冬で1時間変わることを覚えておきましょう。


FXの取引時間に関するよくある質問

FXは土日でも取引できる?

通常のFXは、土曜日の早朝から月曜日の早朝まで基本的に取引できません。

目安として夏時間は土曜日6時頃まで、冬時間は7時頃まで取引できます。

その後は月曜日の早朝まで休場となります。

FXは祝日でも取引できる?

日本の祝日でも、海外市場が開いていればFXは基本的に取引できます。

そのためゴールデンウィークやお盆でも、平日であれば通常通り取引可能です。

ただし元日やクリスマスなど海外市場も休場する日は異なります。

GOLDは土日でも取引できる?

一般的なGOLDのCFDは土日に取引できません。

平日はほぼ24時間取引できる場合がありますが、1日の中に取引休止時間があります。

GOLDは仮想通貨のような24時間365日市場ではありません。

仮想通貨FXは土日でも取引できる?

仮想通貨FXや暗号資産CFDには、土日を含めて24時間365日取引できるサービスがあります。

通常のFXとは市場の仕組みが異なります。

ただしメンテナンスなどで取引できない時間が設けられる場合があります。

MT5の時間はなぜ日本時間と違う?

MT5では、利用しているFX会社のサーバー時間がチャートへ表示されるためです。

GMT+3/GMT+2方式では、日本時間より夏は6時間、冬は7時間遅く表示されます。

例えばMT5の15:00は、日本時間では夏21:00、冬22:00です。

MT5は夏時間・冬時間で何時間ずれる?

GMT+3/GMT+2を採用しているMT5の場合、夏時間は日本時間との差が6時間、冬時間は7時間です。

夏ならMT5表示へ6時間、冬なら7時間を足せば日本時間になります。

ただし、FX会社によってサーバー時間が異なる場合があるため、利用会社の仕様も確認しましょう。


まとめ|FXの取引時間は夏時間・冬時間と銘柄の違いを理解しよう

FXは基本的に月曜日の早朝から土曜日の早朝まで、平日ほぼ24時間取引できます。

一方、海外ではサマータイムがあるため、ロンドン・ニューヨーク市場や経済指標の日本時間は夏と冬で1時間変化します。

また、FX・GOLD・株価指数・コモディティ・仮想通貨では、それぞれ取引できる時間や休場日も異なります。

MT5についても日本時間ではなくFX会社のサーバー時間が表示される場合があるため、換算方法を理解しておく必要があります。

市場時間・夏時間・MT5表記の3つをセットで理解しておけば、時間を間違えてトレードするリスクを減らせます。

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